単語にマッチさせる

Scheme

単語を含むかどうか調べる

通常であればそのまま書けば終わりです．が，"\b"を使って境界を明示することで，より正確にマッチさせることができます．

(#/\bspec\b/ "Scheme spec")
  =>#<<regmatch> 0x5330a0>
(#/\bspec\b/ "Scheme specification")
  =>#f

正規表現\wにマッチする文字の連なり

"\w"を指定すると，

  • #/[[:alpha:]]/
  • #/[[:digit:]]/
  • #/_/

のいずれかを満たす文字がマッチします．なので，下の例での"2pen."の末尾にある"."はマッチしません．

(scan-match-string #/\w+/ "  This is\ta 2pen.")
  =>("This" "is" "a" "2pen")

アルファベットの連なり

前述の#/[[:alpha:]]/を使ってもよいでしょう．別の方法としては，#/[a-z]/を使うこともできます．
さらに#/[a-z]/iとすれば大文字小文字を区別せずにマッチさせることができます．

(scan-match-string #/[a-z]+/i "  This is\ta 2pen.")
  =>("This" "is" "a" "pen")

非空白文字の連なり

非空白文字にマッチさせたい場合には，空白文字"\s"の補集合である"\S"を使います．
これだと数字の"2"や末尾の"."も全てマッチします．

(scan-match-string #/\S+/ "  This is\ta 2pen.")
  =>("This" "is" "a" "2pen.")