ロンドン交響楽団2010年日本公演
ロイヤル・コンセルトヘボウに続いて,ロンドン交響楽団が来日しました.
今年はマーラー作品を演奏し,しかも5番と9番をやるということで,調子に乗って2回も行ってしまったとさ.
ロンドン交響楽団
イギリスのオーケストラと言えば,ロンドン交響楽団.CDも沢山出ています.
しかも指揮者がワレリー・ゲルギエフ.ソリストが諏訪内晶子で出演者は文句無し.
シベリウス ヴァイオリン協奏曲
諏訪内さんには度肝を抜かれた.
最初に音を聴いた瞬間,「えっ,うますぎる」と感じたくらいで,こんな上手なソロは初めて聴いた.
ホール2Fまで響き渡る突き刺すような音色に,確かなテクニック.シベリウスのもの悲しい空気.
ヴァイオリン1つでここまでできるとは...
アンコール含めて45分間くぎづけだった.
オケはどうかというと,音色・響かせ方共にとてもスタンダードで,奇をてらわない印象.
2階席で聴いたけど,パートごとの音が少し分離してたのがちょっと気になった.
ただ,これはホールや席のせいかもしれない.
諏訪内さんと息の合っているところは素晴らしかったと思う.