読売日本交響楽団 第113回マチネーシリーズ

前回に引き続いて,また演奏会.
プログラミングのBlogじゃなくなってきた...

読売日本交響楽団を聴く

在京オーケストラの1つ,読売日響がローマ三部作をやるということで,チケットをゲット.場所は東京芸術劇場
曲の特性上,ステージに近すぎると音圧がやばいだろうな,と思って今回は2階席にした.


プログラムは以下のとおり.

レスピーギ 交響詩 ローマの祭り

大音量にやられた!
常にさくせんが「ガンガンいこうぜ」で,ホール中よく鳴っていた.2階席にしてよかった.
音がデカいだけではなくて,金管に殆どミスがなかったのも好感が持てる.プロとは言え,落ちる気配が無かったのは見事.
この曲は最後の最後まで大変だよね.ヴァイオリンソロもノリノリで,普通ここまでやらんのでは?というくらい歌ってくれた.


あとちょっと笑ったのが,主顕祭の終盤からいきなり縦がぴたっと揃ったこと.
なぜなんだろう...
あまりに前後のギャップがありすぎて,最後はコンクールでも観ているようだった.

レスピーギ 交響詩 ローマの噴水

「噴水」を表現するまでには至らず,今一歩だったかな.
水が次々と湧き出てくるような彩りを期待していたのだが,オケ的にそういう曲自体が苦手そうな感じ.
それに加えて,聴衆のマナーがあまりよくなかったことが,非常に残念.
弱奏で聴かせてるのに咳き込んだり,時計のアラームが鳴ったり...
奏者も聴衆も集中しきれない感じが残ったまま,最後までいってしまった気がする.

レスピーギ 交響詩 ローマの松

噴水終了時にこのままではどうなることかと心配していたが,杞憂に終わった.
始めから緊張感が全然違う.ボルゲーゼ荘の松のにぎやかな感じがよく出ていて安心した.
舞台裏のペットソロもきっちりこなしてくれたと思う.このソロは聴いてる方も緊張するくらい難しい.
最後にほんのちょっとだけミスったけど,全然OKですよ.


で,ラストのアッピア街道の松も期待通りよく鳴った.
金管が鳴りすぎて弦が殆ど聞こえない時もあったけど,もうこれでいいやって思うほど.演奏後はスカっとしたよ.