「ホーリー・モーターズ」を観ました

レオス・カラックス監督作品をやっていたので,観てきました.
カラックスと言うと,やはりポンヌフの恋人. 懐かしい.
自分の中では90年代に話題になった監督で,随分長く映画やってるんだなー,というイメージです.

ホーリー・モーターズ

自分の人生を生まれ変わってやり直したい男,オスカーの1日をたどる物語.
老婆になったり,殺し屋になったり,またある時は最期を迎える老人になったり,と
めまぐるしく変わる役割をこなすオスカーは何を思うのか,というお話.

観終わって

正直,わけ分からん...
映像的な芸術性は,まだ分かる.
きっと,凡百の監督が撮ったらもっとどうでもいい映像になっていただろうし,
本当につまらんな,という映画になっていたと思う.


ただ,「生まれ変わりたい」のは分かるが,いくら何でも個々のシーンがぶっとびすぎだった.
ストーリーに結末らしきものは無く,カタルシスとか関係なく作ってるのかもしれん.
これはこういうもんだと思って,自分の中から出てくる「??」をひたすら飲み込んで観ないと,もう何だか分からない.


観る人を選ぶという点では,普通の人にはあんまりおすすめできないな.