「モネ・ゲーム」を観ました

最近,映画にハマっています.
今回は,モネ・ゲーム.脚本がコーエン兄弟だったので,面白いに違いない.

モネ・ゲーム

モネに詳しい雇われ絵画鑑定士が,屈辱を受けた主人に復讐するためにあれこれ画策するが,
さっぱりうまくいかず.
何とかチャンスを作ったものの,最後はカネを取るかプライドを取るかという状況になり...
という話です.

観終わって

佳作ではないでしょうか.
モネを題材にしているとはいえ,あくまでコメディなので「あー,面白かった」と思えればそれでよし.


特に最後の落としが良かった.
カッコ付けてプズナウスキーを送り出したのに,そのまま「根はいいヤツ」で終わらないのが爽快.
何だか,油断してたら背後から膝カックンされたような感じです.これが無かったら,
予定調和のごく普通の映画だったでしょう.


ここからは細部を.
コリン・ファースアラン・リックマンもキャラ作りはうまかったように思う.
特にコリン・ファースは,生真面目でもっさりした男の雰囲気がにじみ出ていた.
欲を言えば,少佐はもっとキャラを掘り下げてほしかったな.
ストーリーの展開が早くて,ちょっと落ち着きがなかったかもしれない.


あと,日本人が脇役で何度か出てくるんだけど,そうなると彼らは当然日本語で話す.
するとそのシーンだけは字幕が英語になる.これは新鮮だった.
外国映画なのに,字幕なしで観れてしまうとは.
パーティのシーンで「あ〜,ここは無礼講で〜」みたいな台詞が日本語で出てきて笑えた.